日本政府が今月21日に出した携帯電話ポータルサイト(暫定版) には
- インターネットショッピングした際の通信量
- 回線ごとの時間帯別の通信速度
- 低速機能での節約
について触れられていません。
特に最初の2点をきちんと知らせておかないと「政府の勧めに従ってMVNOとやらを使ったが、遅いし、すぐに通信できなくなるしで使えんわ! やはり政府など信用できない!」という声が上がり不幸な結果になりかねません。
■■■ ネットショッピングでの通信量の実測値 ■■■
試しに実測してみると
- Amazonのトップページと商品ページは1ページ当たり約5~6MB
- 楽天市場のトップページと商品ページは1ページ当たり約5~9MB
となりました。1ページ見るたびに簡単なスマホアプリを1つダウンロードする通信量です。
ちなみに実際はブラウザーのキャッシュを使うので、複数ページ見る際はもう少し減ると思いますが、ブラウザーの先読み機能のために、逆に増えてしまうかもしれません。
この結果から、1GBで約100~200ページ見られることになりますが、週末ネットショッピングで品物を探していたり購入手続きしたりすると、1カ月で結構簡単に達しそうです。
余談:MVNOは大体2GBプランはなく3GBプランが有りますが、政府のポータルサイトはなぜか2GB、5GBで区切って契約者数等を集計しています。不自然さを感じます。
下に続く・・・
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■■■ 時間帯別通信速度 ■■■
昼休みや通勤通学時間帯、その他の時間帯で通信速度が使い物にならなくなるMVNOが結構有ります。
それを考慮してお勧めなモバイル回線はこちら。
また、モバイル回線の詳しい通信速度の実測値はこちら
適当に数社のMVNOを適当な時間だけ適当な方法で調べて、MVNOのスピードブースト策略に引っかかり、適当な事を述べている評論サイトが目に付くなか、こういう真面目に実測してメリット・デメリットをきちんと述べるWebページは好感が持てます。
政府もこの様な所に資金を送って支え、かつ国民に告知するべきと思います。
かつ、余りに通信速度がひどい事になっているMVNOは、国民のためにも健全な競争のためにも、吊るし上げた方が良いとも思います。まあ実際は「これらのMVNOは通信速度が低い関係で一般的なモバイル端末ではなく、ガスメーターや自動販売機、電子式コインロッカーなど低速通信で動く事を前提とした使用方法が想定されます。」という風にソフトに評論するのが良いでしょう。
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■■■ 低速機能 ■■■
MVNO業者の偉大な発明として「低速通信だけど大容量使える機能」を追加料金無しで1秒~5分程度でON・OFFできるプランが有ります。これは回線事情が苦しいMVNO業者と「アプリのアップデート等は遅くても良いから安くして」という利用者のニーズを両方満たす素晴らしいアイディアなので、ぜひとも政府として活用を推奨して欲しいです。
このようにユーザーに選択肢を増やす動きは、世の中のサービスがどんどん自動化や省力化の影で選択肢が減っているなか、個人的にも後押ししたいです。
また、自動的に低速機能がスマホがスリープ中はON、スリープ以外はOFFになるのが標準になればもう少し良い世の中になるのでは?と思います。 そう言う機能を持ったモバイル回線には政府から補助金を付けて欲しいですね。
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